agarikamachiのブログ

料理したもの、食べたものを中心に書いています

お雑煮、おせち、栗きんとん

1月1日


またしても寝坊。というか、起きる気がなかった。


朝食はお雑煮。鶏肉・三つ葉・かまぼこ・しいたけ入り。
松前漬やかまぼこなど、お正月っぽいものをちょこちょこと。
1年に1回の登場になっている、塗りのお盆(安かったのでもどきのもの)を出す。
これに乗せて出すと普段の角皿とお椀でも和風っぽくなるので、とりあえずお正月準備をした充足感が味わえた。


おもちが好きだから、お雑煮は息子も喜ぶと思いきや、お餅なら磯辺もちが良かったって言われてしまった。


郵便受けに年賀状を取りに行って、そのあとは出かける予定があるため、朝食から時間を空けずすぐに昼食。


磯辺もち、スライスオニオンを巻いたスモークサーモン、ホワイトアスパラ、チーズかまぼこ。
年末に買ったチーズかまぼこ、子どもの頃実家でお正月の定番として出てきて大好きだったもの。
長らく見かけなかったけれど、10年ぶりくらいに偶然三越で見かけて購入。
ダイトラというメーカーのものらしい。


私の実家に新年のあいさつにちょっと寄って、そのあとは夫の実家へ。

夫のお母さんがおせち三段重、刺し盛り、ふぐさし、揚げたてのからあげ、スモークサーモン、生ハム、チャーシュー、筑前煮など次々と出してくれて早めの夕食。
これぞお正月という象徴のようなテーブルに感激しつつ、ありがたくいただく。
年末から飲酒に目覚め、今回からは私もお酒を頂戴しますということで、シャンパンで乾杯。


お義母さんが出してくれた栗きんとん、ただものでない風格を見せていて、聞けば小布施堂のものとのこと。
考えてみれば栗きんとんって2種類ある。
秋に食べる和菓子のほろほろしたものと、お正月のおせちに入っているねっとりしたタイプのものがあって、小布施堂といえばほろほろタイプの代表格かと思っていた。
お正月タイプも出していたのか…。
普通のお正月きんとんは、栗とサツマイモで作るけれど、小布施堂の栗きんとんは栗あんに栗を入れたもので、栗鹿ノ子というらしい。
ねっとり部分が口に入れるとさらりとして、べたつかずおいしい。
大人たちが感激して食べる中、息子はおせち三段重に入っていた普通の栗きんとんが好きだという…。そうですか…。


息子、からあげを次々と8個くらい連続で食べつつ、3歳のいとこと去年11月に生まれたばかりの赤ちゃんに会うのをものすごく楽しみにしていて、いつくるんだいつくるんだと5分おきに聞いてくる。
私たちの到着から1時間半くらいしてついに夫の弟一家が到着し、赤ちゃんと初対面。
お正月早々に、いいものを見させてもらったという福福とした豊かな気持ちになる。


3歳のいとこ男児のおなかが満たされるのを待って、いとこと息子は文字通りきゃっきゃして遊び始める。
去年まではお互い幼すぎて一緒に遊ぶという感じにはならなかったけれど、ついに二人で遊べる歳になったのかと感心する。
今後数年はこうして二人で遊んでくれるかなと腕組みしてうなずきながらながめる。


すっかり夜も更けて、そろそろ帰ろうかともぞもぞし始めたら、このまま息子はお泊りしていくと言い出す。
夫と息子で泊っていくことになり、私だけが帰ることに。


…どうしよう!?唐突に一人の夜だ!!
何年振りかに突然訪れた一人の時間に慌てふためくも、すでに夜の10時近いため、粛々と帰路に就く。


帰路、かすかに頭痛がするのに気付く。
今日はシャンパンに続いて白ワイン、赤ワインといただいたけれど、なんとなくワインは体に合わないような気がしていた。


元旦だから人は少なめかと思いきや、最寄駅からの道のりは結構人が多かった。
セブンイレブンによってホットコーヒーを買って飲みながら歩くと、頭痛が気にならなくなった。